職人、ときどき神保町

都内周辺のコミュニティや人を紹介します。

ふと顔を上げれば。⑤

 

旅のすみか・オーナー

カウンターの向かい側には、旅のすみかのオーナーをやっているひとりの女性がいた。

この方のニックネームは、リヒトさん。

 

 

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写真を撮られるのは苦手で、ペン書きで似顔絵。もっと、綺麗に書けるように練習しよう。

 

さあ、久しぶりにカリ吉でも呼んでみようかな。カリ吉―!

 

 

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トミー、久しぶり!新しくカリ吉って名前になったよ。え、名前の由来だって?吾輩のしっぽ見ればわかるでしょー。カレーから由来はきてるよ!前にも言ったけど、このスプーンはマイクの役割も果たすからねー!

 

 

 

古本持ってえらいねえ。昔流行ったゲームの攻略本かな?

 

 

 
リヒトさん、ゲーム好き過ぎだよ!(笑)これはね、カレーのレシピが書いてある料理の本だよ!先週食べた、無水ココナッツカレーの味が忘れられなくて。。。。。。。。。。いや、そんな話はいいから!それにしても、リヒトさんってニックネームおもしろいよね。

 

 

ああ、それはね。私の下の名前がヒカリだからです。ドイツ語だとヒカリはリヒトっていうらしいの。

 

 

 
なるほどね!カッコいい名前だから気になってたんだー。ねえ、リヒトさん。このカフェは旅って名前が付いているから、旅がテーマのお店なの?

 

 

旅は大好きだよ!月に1回は、国内や海外を旅行します。だからお店を空けてしまうときが多いんだけどね(笑)どんなお店か知りたければ、この紙を見れば分かりやすいかな。

 

 

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ふむふむ。たしかにこのお店に入ったとき、友達の家に間違えて入っちゃったかと思ったよ。アットホームな雰囲気が好きだな!あと、TVゲームやっちゃだめなんだ(泣)

 

 

ありがとう(笑)このお店をアットホームな感じにしたのはね。私が学生時代だった頃に友達とゲームをやって楽しんだり、ゆったりできる場所が少なかった経験からなの。とくに都内には、そういう場所ってないですから。

 

 

 
うーん。小学生の頃は友達の家に遊びに行くの大好きだったなー。友達の家の中って匂いが独特だった思い出が。。。そう考えると、高校や大学、社会人になってからはそういう機会が減っていったよ。あ、吾輩は学校行ってないけど、どっかの小説に書いてあった気がする!

 

 

私は誰かと好きな趣味を共有して、ゆったりできる場所が好きだからね。このお店を貸し切って、お客さんがコタツを囲んでゲームをやったりするよ!(笑)

 

 

 
ほんとうにアットホームだね!あ、そうだ!さっきの紙に書いてあったけど、ほんとうにハンモック乗っていいの・・・?

 

 

どうぞ!(笑) 自由に乗って大丈夫だよ!

 

 

 

 

 

 
わーい!!!

 

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このカフェでは、ハンモックも自由に乗れる。乗り心地はぜひ、足を運んで、感じてみてほしい。

 

 

 

 

 

 

次回、リヒトさんの趣味話へと続く。

ふと顔を上げれば。④

アットホームなカフェ

 

期待に胸をふくらませて、お店のドアを開けてみる。

 

すると、ビルの外観からは想像できないような内装が広がっていた。

 

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まるで、小学生のころに友達の家に遊びにきたかのような感覚。

 

 

窓際にはさっきまで、下から眺めていた交差点も見える。

 

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アットホームな雰囲気を感じて、一気に緊張が解けた。

 

なぜなら、本当にカフェのオーナーがテレビに向かって、バイオハザードなんかをやっているかと思ったから。

 

少しほっとした自分がいる。

 

さて、落ち着いたところでカウンター席に座る。

 

すると、目の前には女性のオーナーさんが立っていた。

 

 

 

 

 

 

次回、オーナーさんの話へと続く。

 

 

 

 

 

ふと顔を上げれば。③

旅のすみか

 

 

どんなカフェなのか、どんな店長がいるのか、はたまたお店は開いているのだろうか。

 

いろんな気持ちを抱えて、階段を上っていく。

 

ふー。ついに4階へ到着。

 

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お店の入り口はアットホームなドア。そして脇には、なにやら注意書きが貼ってある。

 

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いい味が出ている。

 

なにも知らずに入ったお客さんがきっと、混乱したのだろう。

 

カフェに入ったら、オーナーがゲームをやっている光景を一度は

見てみたい。

 

 

 

 

 

 

 

続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

ふと顔を上げれば。②

このカフェはふだんから、営業しているのだろうか。

 

疑問ではなく、好奇心が湧いてきた。

 

 

勇気を振り絞ってビルの4階を目指すと、階段を上る途中の壁に、なにか書かれていた。

 

 

 

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「人間万事翁塞が馬」

 

 

ある城塞のほとりに老人とその息子が暮らしていた。

 

ある日、この親子が飼っていた馬が突然逃げ出してしまった。

 

周囲のひとは、親子が馬を失ってしまったことを気の毒がった。

 

しかし、老人は「不幸かどうかわからんよ。もしかしたらいいことがあるかもしれない」と楽観的だった。

 

まもなく、逃げ出した馬は立派な名馬を連れて戻ってきた。

 

周囲のひとは親子が名馬を手に入れたことを運がいいと言った。

 

しかし、老人は「もしかしたら、これが災いのもとに

なるかもしれない」と悲観的だった。

 

まもなく、息子が名馬から落ちて、ケガをした。足が不自由になってしまう

 

周囲のひとは、ケガをしてしまった息子のことを不幸だと言った。

 

しかし、老人は「これが幸福を呼ぶことになるかもしれない」と動じなかった。

 

息子が足をケガした直後に、戦争が起きた。そして町の若者はほとんど、戦死する。

 

息子は足をケガしたおかげで、命拾いしたのだった。

 

このような話が語源になっている。

 

 

「自分って不幸だ。」

 

そう感じるときって、よくあること。

 

けど、不幸な出来事のように見えることも、話にもあったように、じつは幸せの前兆なのかもしれない。

 

逆に幸せな出来事もずっとは続かないよね。

 

辛い状況にこそ、表面には見えないだけで、本当はチャンスは隠れているはず。

 

当の本人がどう物事を捉えるか。

 

そんなことを感じさせることわざだ。

 

このことわざを書いたカフェの店長はいったい?

 

きっと、階段を上った先には、立派な人格を備えた店長が待っているはず。

 

 

そんな予感がした。

 

 

 

続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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若きころの親鸞の言葉。「いま咲いているサクラは明日も咲いていると後まわしにしてはならない。もしかしたら、夜に嵐がくるかもしれない」

いま思い立ったことを後回しにすると、一生やらないままだという、店長の信条や思いを感じる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふと顔を上げれば。

 

神保町の交差点で

 

 

街を歩くときは、上を向いてみよう。

 

通勤するときや学校へ向かうときは、急いでいるから思いのほか視野が狭くなる。

 

顔を少し上げてみれば、いつもとちょっと違う景色があることに気づく。

 

三省堂古書店が立ち並ぶ、神保町のとある交差点で僕は上を向いてみた。

 

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よーく見ると、

 

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ビルの4階はカフェのようだ。カーテンが閉まっていて、ミステリアスな雰囲気が漂う。

 

このカフェはふだん、営業しているのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回に続く.......!

 

神保町カレーシリーズ 三月の水

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神田カレーグランプリ決勝

 

 

神田神保町は楽器の街、学生の街、古書の街。

 

そして、カレーの街としても有名だ。

 

毎年、神田ではカレーグランプリが開かれる。

 

今回、訪れたのはバーの「三月の水」というお店。このお店にはカレーグランプリ2017で決勝に残ったカレーがある。

 

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ベトナムではカレーは滅多に食べない?

 

このカレーの名前は、「無水ベトナムチキンココナッツカレー」。

 

普通、カレーには水を入れるが、このカレーには水は入れていない。

 

その代わり、ココナッツの水分だけで作っているから「無水」という言葉が付いているらしい。

 

甘い過ぎるのではないかと思って食べるてみると、ちょうど良い甘さでまろやか。スプーンの動きが止まらなくなる程。

 

店長は輸入関係の企業に勤めていたとき、ベトナムに滞在していたことがある。そのときにベトナムではあまりカレーを食べないことを知ったらしい。

しかし、「レックスホテル」で偶然、出されたカレーに惹かれた。そう、それがココナッツカレーだったのだ。

そして、そのホテルにカレーを食べるために何度も通ったのだという。

 

レックスホテルはベトナムホーチミン市内の中心にあり、老舗国営ホテルだ。

 

 

このカレーが出来るまでのストーリーを聞いて、気のせいか食べている目の前のカレーが急に尊く感じた。

 

そして、こんなにも美味しいのに、値段も税込みで¥790円と安い。

 

なぜ安いのか。それはビルの3階にお店を構えている分、コストを安く抑えられるとのこと。

 

元々、スタジオだった3階を店長がDIYして作った。内装はゆったりとした雰囲気がして心が落ち着く気がした。

 

このバーには高校時代、バンドでエレキギターをやっていたという店長の世界観が滲み出ている。

 

ぜひ、アジカンアジアンカンフージェネレーション)が好きな店長に会ってみてはいかがだろうか。

 

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●お店の情報

 

神田 神保町 BAR「三月の水」

サイト

https://sanmizu.webnode.jp/

 

東京都
千代田区神田小川町3-14-2漢陽ビル三階

地域のハブとなる美容室

 

 

 

 

ヘアサロン molocoとは?

 

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【美容室の魅力ってなんだろう?】

 

外から眺めたり、ネットのホームぺージでスタッフ紹介を見ても、どんな美容師がお店で髪を切っているのかは分からない。

 

お店に入ってみたら、思いもしない出会いを経験したという人はいないだろうか?

 

僕がお世話になった美容師にはいろんな人がいた。

 

サーフィンを愛し、片道分の航空券だけを片手に握りしめて、イギリスへ修行しに行ったサーファー美容師。

 

有名なヘアメイクの師匠に弟子入りし、そして挫折したがもう一度挑戦するか葛藤している美容師。

 

髪をカットしている間に聞かせてくれる人生の経験談は、まるで小説を読んでいるようで新鮮だった。

 

 

髪を切ってもらう目的で来店したのに、なにか違う満足感を感じるのは、美容師の人間力が豊富だからだと思う。

 

美容室には、いろんな個性を持った 素敵な人たちがいる。

 

では、今回紹介する神保町の美容室molocoにはどのような美容師がいるのだろう?

 

 

  

 

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 molocoには一体どんな人がいるんだろう!ワクワクするなぁ。
 

 

 美容師×イベント

 

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突然ですが、みなさんはマンカラというボードゲームを知っているだろうか?

 

マンカラとは、アフリカや中近東、東南アジアにかけて古くから遊ばれているゲームです。最古のボードゲームのことだ。

 


マンカラ

 

 敵の陣地を空にしたら空にしたら、勝ちというシンプルなゲーム。

 

ヘアサロンmolocoのマネージャーである高橋祐司(ゆうじ)さんは、このようなレクリエーションを企画して、神田界隈でイベントを行なっている。

僕も昨年の年末に行われたマンカラのイベントに参加してみた。

 

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ボード左に立っているのが高橋さん。マンカラをみんなが楽しめるように説明したり、常に周りを見渡している。

 

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 ゲームを通して、初めて会ったひとでも仲良くなれるのが本当に面白い。僕は奇跡的に一勝を収めた。

 

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僕が対戦した相手は矢野優介くん。春から4年生になる大学生だ。実は高橋さんのことを僕に紹介してくれた人でもある。大人っぽくてオシャレな 矢野君はmolocoの常連さんらしい。

 

高森真凜さんインタビュー

 

高橋さんから「molocoにカットモデルで来なよ!」と誘ってくれたことをキッカケにお店へ伺うことに。

 

カットを担当してくれたのは、

スタイリストの高森真凜(まりん)さんだ。

 

僕と一緒に付いてきた茶トラくん。なんだか嬉しそうにしているので、お願いして一緒に伸びた毛をカットしてもらった。

 

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まりんちゃん、よろしくね!毛並みが荒れてきちゃってさ~

 

 

来てくれてありがとう!どんなヘアスタイルにしたいの?

 

 

 

 
 
毛が増えてきたから、少しスッキリさせたいかな! 

 

 

わかりました!じゃあ、全体的に毛の量をを減らしていこっか!

 

よろしくお願いします!

 

 

(チョキチョキチョキ・・・・・・)

 

まりんちゃんは何か趣味とかあるの?

 

 

映画とか音楽を聞くことかな~!あとは学生の頃にずっとテニスをやってた。茶トラくんは?

 
 わがはいは、神保町を散歩することが大好きだよ!

 

 

あっ!それなら神保町のマップをmolocoで作ったやつあるからあげるね!お客さんに渡してるんだ~!

 

 

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神保町のおすすめスポットが書かれた地図。有名なお店から地元の人しか知らないような穴場のお店までズラリと書いてある。

 

 

 
 むむ、有名な喫茶店のさぼうるも載ってる。この地図は初めて神保町に来たひともいると思うし、もらったら凄く嬉しいね!まりんちゃんは神保町にきてどのくらいなの?

 

 

この街にきたのは5年前!

 

 
 5年もいるんだ!普段Molocoでスタイリストをしていて楽しいことってあるの?

 

 

いまみたいに趣味やお仕事のことをお客さんと話しているときかな!知らないことが多いから、新しいことをお客さんから教えてもらうのが凄く楽しいよ。

 

 

 
 なるほど!だから、まりんちゃんはお客さんに興味津々で質問するのか。本音で話したくなるような雰囲気をだしているなあ~。

 

 

ありがとう!私はお客さんが話やすいスタイリストになりたいんだ。そのためにはお客さんの目線で話すことが一番大事だと思う!

 

 

 
 そういう考えだから、話やすいんだ!それに腕もばっちしだもんね。トミーも焼きそばみたいなクセのある髪の毛を綺麗にカットしてもらったって喜んでる!

 

 

いや、私は素敵な天パだと思うよ!(笑) 茶トラ君、カット終わりました!

 

 

 
 来る前より毛並みが綺麗になってる!まりんちゃん、ありがとうー!!
 
 
 

 

 

【molocoに出会って】

最近、こんなニュースが流れていた。生きている間に孫の結婚した晴れ姿を見たい祖父母のために、小さい子供に和風の結婚衣装を着せてあげる散髪屋がある。

 

本業は人の容姿を綺麗にして、満足してもらうこと。

 

でも、それだけではない価値を提供してくれる美容室って本当に素敵だと思う。

 

今回、カットをしてくれたmolocoマネージャーの高橋さんは神保町で行われるイベントに顔を出すだけではなくて、自らイベントを企画して地域のひとたちとの交流も作り出している。

  

 

地域のハブとなる美容室。

 

 

molocoに行けば、地元に住んでいる人しか知らない、隠れた穴場スポットをこっそりと教えてくれるかもしれません。

 

 

お店へ誘ってくれた 高橋さん、カットしてくれた真凛さん、高橋さんを紹介してくれた矢野くん、ありがとうございます!

 

 

【お店の詳細】

hair&gallerybooks moloco


●住所

東京都千代田区神田小川町3-3-2 akimotoビル1F


●お店のHP(ホームページ)

http://moloco-gallery.com/