叱られる理由は
誰のために働く
仕事中に、社長から言われた言葉が、今日も心に突き刺さった。
それは、家の周りの建造物を作っているときのこと。
社長の仕事のペースに置いて行かれないように、ぼくは心のなかで焦っていた。
すると案の定、作業がだんだん雑になっていく。
内心、「これは社長に怒られるな、、、」と思っていた。
しかし、怒ることをしないで、社長はこう言った。
「こんな雑な作業じゃ、信頼してくれている、お客さんが可哀そうだよ」
ぼくの顔をみることなく、ほんとうに悲しそうな顔でつぶやいたのだ。
この言葉がぼくの心を揺さぶった。
叱られる背景を見ること
いつも、作業でミスして叱られるときは感情的になってしまう。
叱られている自分や、叱られた行為ばかりが気になるのだ。
でも、今回の「お客さんが可哀そうだよ」という社長の言葉を聞いて気付いた。
なぜ必死こいて働くかというと、完成を楽しみにしてくれている、お客さんの期待に応えるためだ。
これからは、仕事でミスして誰かに叱られたときは、叱られた背景を見ようと思う。
その背景には必ず、喜んでくれるお客さんがいるからだ。
ただ、仕事のなかで「ミスしちゃいけないんだ」と思うことをやめてみる。
「お客さんを笑顔にするために、ミスを減らそう」と思うことで、仕事への取り組み方はおおきく変わっていくはず。