明日を思い描く
明日を思い描くこと
今日は、ひとりで任されたはずの仕事を外された。
理由は、その作業に欠かせない木材を置き場に忘れてしまったのだ。
そんなときに社長に言われた言葉が、今までの自分には足りない部分の核心を突いていたので、言葉で残しておきたい。
明日をイメージすること
外構の世界では、段取りが8割と呼ばれている。
明日は何をするのか、明日使う道具の準備、どういう手順で作業を進めていくのかを考える。
事前の段取り次第で、次の日の仕事がうまくいくかいかないか、決まってしまうのだ。
ましてや、外構という職業は毎日が違うといってもおかしくない程、多様なモノづくりをする。
明日のことをイメージして望まないと、どんな優秀な職人でも、作業がショートしてしまう。
今日、作業で必要な木材を忘れたぼくは、社長にこう言われたが心に残った。
「職人は道具がなければ、なにもモノづくりはできないんだ。道具があってこそ、なんだよ」
「ともくんは30パーセントの力で、仕事に臨んでいる。やれば出来るのに、やろうとしない姿勢がよくない」
この言葉を聞いて、自分の行動を思い返してみた。
すると、ぼくは明日のことを「これでいいや」というレベルでしか、イメージしていなかった。
ようするに、余力を残した状態で、明日を迎えていたのだ。
ふだん、私生活でも「将来はこうしたい、未来はこんなことをやりたいんだ」と考えていたような気がする。
しかし、今日の失敗からもっと、足元を見ることが大切なんだと気付く。
明日のことすら、思い描くことができないのに、どうして3年後や10年後を考える
ことができるのだろう?
まずは、明日のことを思い描く習慣をつけること。
明日の仕事のために準備する。まずは前日に、30分だけ明日のことを考えるだけでもいい。
ラーメンの職人でも、カフェの接客でも、営業の仕事でもきっとおなじこと。
全ては段取りが、8割なんだ。