職人、ときどき神保町

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丸山さんとの出会い

丸山さんとの出会い

 

 

昨年の12月に、羽田さんのお誘いで八幡山のゼロ円ショップまで足を運びました。

 

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このまつざわゼロ円ショップを主催していたのが、丸山さんだったのです。初対面ですが、僕にゼロ円ショップの意図や思いをゆっくりとした口調で話してくれました。

 

「ものを渡すときに、生まれる会話や居場所のあるコミュニティを作りたい」

 

自分の経験を振り返ってみると、たしかに自分から与えたり、役に立とうと尽くした相手とは深い友人関係を築いていることに気が付きました。

 

頼まれて家具の買い物やカフェのヘルプに入ったり、地元のホワイト餃子をシェアハウスでお披露目したら、初めて会ったひとでも仲良くなれた気がします。そして酒を飲んで熱く語ったりできる親友や、尊敬できる方たちが増えていったと思います。

 

「こうして欲しいな」とか「~してほしいな」と受け身になっていても、何も状況は変わりませんでした。自分からアクションを起こすことで、協力してくれる人が現れるのかもしれません。

 

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ホワイト餃子は外がパリパリで中身はジューシー。本店は千葉県の野田市。喜んでもらうために作ったが........この悔しさを忘れないためにも、スマホの待ち受けに。色は白ではないが、創業者が白(パイ)さんだからという説がある。

 

人って何かをもらうと嬉しいものだと思います。それはモノでなくても、手紙だったり大切なひとからの一言かもしれません。

 

与えられることで緊張もほどけ、信用が生まれます。僕は、知らない人からでもお菓子をもらうだけでも嬉しいです。

 

昨日試しに、新お茶の水の電車ホームで椅子に座っているときに、貰ったクッキーが余ってしまったので、右隣に座っているサラリーマンに「どうぞ!」と声を掛けました。しかし、断られます。負けじと腰を捻って、左側に座っているOLさんにもトライしましたが、拒絶。

 

........厚かましくない程度に、関わるのも大切ですね。

 

話を戻しますが、近くに迫ってきたバレンタインデーやクリスマスプレゼント、誕生日などの習慣は現代の日本でも深く根付いていていると思います。それは、物々交換が昔の日本では、当たり前だったからとも言われています。そして、資本主義の日本社会のなかであげる、貰うの習慣が無くならないのは人の心奥底では、物々交換を求めているのかもしれません。

 

しかし、あげることが義務になってしまうと気が重くなるし、むしろあげたりするのは止めた方がいいと思います。そして本当に必要のないものを貰っても嬉しくないです。

 

ゼロ円ショップでは、自分がほしいと思ったものを持ち帰るだけでもいいし、誰かがほしいと思うようなものを置いて渡すことができます。最後まで残ったら、持ち主が持ち帰るのがルールです。義務ではないので、受け渡しのときに、緩やかな会話が生まれやすく気軽にできるのが特徴です。

 

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八幡山で行われたまつざわゼロ円ショップ。

 

しかし、真似して行おうと思っても企画者は羽田さんと僕だけです。何から始めてみたらいいか分かりませんでした。ただ自分たちで再利用できそうなモノをかき集めて、お店に置くだけでいいのだろうか......?

 

まつざわゼロ円ショップを主催していた丸山さんに連絡を取ると、アメニティカフェで行なうゼロ円ショップの企画を協力してくれるようにお願いしました。すると一言返事でOKをしてくれたのです。

 

次回、丸山さんとのお話を書きます!