土ってなんだろう?
土ってなんだろう
土って聞くと地味なイメージが強い。
アスファルトで舗装された道を歩いているから、分からないけれど、ぼくたちは土の上を歩いている。
そして、生き物が生きていくのに、土は無くてはならない存在。
いったい、土は何から出来ているのだろう。
土を構成するもの
土は元をたどると、岩と植物によって出来ている。
岩が雨や風で削れていくと、細かい砂となる。
砂場にある、砂がそうだ。
加えて、もうひとつ加わると土になる。
それが主に植物。
森で持ち帰った100グラムの土を燃やす実験をしてみると、燃やしたあと土の重さは70グラムになる。
ようするに、30グラムは植物や動物の死骸、フンなどが含まれていたのだ。
土は微生物の王国?
土がサラサラしているのはじつは、ミミズのおかげ。
ミミズは夜になると、地上に「ヨイショ!」と顔を出して落ち葉や枯れ葉を食べるのだ。
食べたあとは、フンを出してバクテリアが食べていく。
ミミズの体内にはバクテリアがすんでいるのだ。
だから、土を顕微鏡でのぞいてみると、微生物が沢山。
ぼくたちが何となく、「土」を見てもなにも思わないけれど、顕微鏡でみると土は「微生物の王国」でもあったのだ。
当たり前のようにみえる「土」も、違った視点でみると、面白い。
昔からあった、植物や生き物、岩が積み重なったものの上にぼくらは、生活しているのだ。