待つだけじゃない②
一週間前にあったはずのクモと巣は無くなっていた。
自分がいた場所に飽きて、移動したのだろうか。それとも、獲物が引っかかりすぎて重さに耐えられなかったのかもしれない。
獲物が沢山取れる、外灯の下にずっといればずっと安心なのに。
理由はともあれ、クモはどこかへ行ってしまった。
この光景が教えてくれるのは「変化」だ。
ずっと同じことが永遠に続くことはない。
時が経つにつれて、物事もひとも世の中も変化していく。
幸福も、不幸もずっと続かないで、心電図みたいにあがったりさがったり。
いまが心地いい場所で、当たり障りのない人たちに囲まれていても必ず変化していく。
ときにはずっと、このままでいたいという気持ちを抑えて、自分から環境を変えてみたり、習慣をかえていくことが大事なんだ。
環境が変わることを恐れてはいけない。勇気をだせ!