職人、ときどき神保町

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自然界の法則

自然界の法則

 

「物理で、なんでも出来ちゃうよ」

 

この言葉を職場で、何回聞いたことだろう。

 

ひとの力では不可能だと思ったことも、勤務先の社長は可能にしてしまう。

 

 

そのコツは「物理」を利用すること。

 

 

 

世の中には、社会で決められた法則と自然界で決められた法則がある。

 

 

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上の図を見てみると、社会の法則は「しなきゃいけない」と誰かが決めたものだ。

学校の規則などがそうだ。

 

それに対して、自然界の法則は自然の力によって決められた、合理的な法則だ。

たとえば、ニュートンがリンゴが木から落ちるのを見て発見された重力や、小学校の理科で習った、てこの原理がある。

 

 

 

学校では教科書に書いてある物理の公式を試験のために暗記する。

ぼくは、習った公式すら覚えていないが。

 

 

でも、本当に大事なことは学校で習った自然界の法則を生きる上で活用できるように、1人ひとりが本当の意味で理解することだ。

 

 

そんなの専門家や業者に頼めばいいじゃないかという意見もあるかもしれないが、最近では、南海トラフ地震が発生する予測がされている。

 

 

南海トラフ地震

 

 

南海トラフ地震は海側からのプレートが陸側のプレートの下に1年あたり数センチの速度で沈み込んでいる。

 

 

 

 

南海トラフ地震の発生メカニズムの概念図

 

(図は気象庁のHPから引用)

 

 

 

 そして、今後30年以内の発生確率は80%と予測されている。この南海トラフ地震が起きた場合、国の想定では、関東から九州の太平洋沿岸を中心に激しい揺れや大津波に襲われ、最悪の場合およそ32万3000人が死亡するおそれがある。

 

NHK NEWS WEBを参照)

 

 

 

もし震災が起きれば、電気がストップするし、ガスも使えない。

 

 

 

いままで、業者に頼んでいたことが全部ストップしたとしたら、救助がくるまでに自給自足の生活が必要になる。

 

そのときに、火のつけ方が分からないと生活できないし、もしかしたら倒れてきた重い家屋をどかすのに、「てこの原理」を知らないことで命を救えないかもしれない。

 

 

だから、「もしかして」にそなえるためにも、自然界の法則を本当の意味で知ることが大事だし、実際に自然界の法則を有効活用できることが必要だ。

 

 

実際にやってみないと分からない

 

 

 

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 今日、初めて車のタイヤの交換を仕事中に行なった。

 

合宿免許で車の免許を取得したときには、授業で車のタイヤを交換している動画を観ただけ。

 

 

動画を観て、知っているつもりだったけど実際にタイヤを取り換えようと思ったときに道具の使い方が分からなかった。

 

写真のタイヤを支えているのは、ジャッキという。てこの原理で1トンもある車の車体を持ち上げてくれる。

 

これは、救助でも使われていて、重たいものを上に持ち上げている隙に救助することができるのだ。

 

 

 

今日は周りに車の知識がある人がいたから、無事交換できたが、もし自分ひとりで車がパンクした状況になったら出来なかっただろう。

 

 

 

その経験から、まずは「やってみること」以外に、本当の意味で理解はできないことに気が付いた。

 

 

 そして、話は変わるが今度は帰り道に自転車のチェーンが外れて、坂道で派手にズッコケた。

 

 

 

いつもは、自転車屋で見てもらっていたが、自分でいじくってみたら、案外簡単に直せる。

 

 

 

どうやら、物理は日常にもあるみたいだ。