季節の変わりめ
大切なことをわすれるな
異常に暑かった夏が終わり、いまでは風が少し肌寒く感じる。
季節は変わり、秋になったのだ。
週6日間、仕事に行くサイクルに慣れてしまうと、どうしても忘れてしまうことが1つある。
それは、シルバーケアに通っている婆ちゃんに会いに行くこと。
婆ちゃんは、80歳を超えて身体もだんだん弱ってきていた。病院に入院していたが、体調が戻ってきて、いまはシルバーケアに通っている。
シルバーケアでは入院する必要はないが、介護が必要なひとがリハビリして、家庭復帰するための施設。
家から近い場所に施設があるから、会いに行こうとすれば、すぐに行ける距離だ。
しかし、ぼくは忙しいからと言い訳をして、行かない。
そんな僕の感情を察したのか最近、社長と車に乗っているときに言われた言葉がある。
「ばあちゃんに会いに行ってるか?行くなら、2週間以内に行きなさい。」
ぼくは、「何で2週間以内だ?」と頭の中で思った。
理由はこうだ。
「温度差が変わる季節の変わり目に会いに行くからこそ、意味があるんだ。冬に行こうと思えば、誰だっていける。」と。
この温度差が激しい、いまの季節が一番体調を崩しやすい。
だからこそ、会いに行くタイミングを逃さずに、「いま」行けという意味だったのだ。
シルバーケアの面会は19時まで。
明日、婆ちゃんのところへ行こう。