エディトリー②
横尾有紀さんインタビュー
前回、校條さんに紹介してもらってEDITORYを知るところまでを書いた。
今回は、EDITORYとヨコオさんのことについて書いていく。
余談だが、実は僕はこの場所を大学一年生の頃から知っていた。路地でひと際目立つこの黄色い看板がやはり、気になったのだ。
しかし、どういう場所なのか分からず、そのときは階段の途中で引き返した。
3年経ってから、ご紹介で関わるようになったエディトリー。
では、このビルの2階には誰がいるのだろう。
2階に入ると笑顔が印象的な横尾有紀さんがいた。
横尾さんは一体どんなひとなんだろう?この先は、
名前がまだ無いカレーと古本が好きなチャトラ君にインタビューをお願いしよう!
そうなのね (笑) よろしくお願いしますー!
エディトリーでやっていること
茶トラ:横尾さん、エディトリーって?
横尾:エディトリーは「本の街」神保町に拠点を構えて働くためのワーキングラウンジです!
このビルの4階までがEDITORYで、私はその運営マネージャーをやっています。2階はイベントスペースで、3階はシェアオフィス、4階はコワーキングスペースになっています。
二階イベントスペース。ここでは企業、NPO、サークル、少人数での企画など様々なイベント会場として使用される。
三階はシェアオフィスになっていて、オシャレな空間が広がっている。
四階はコワーキングスペース。ここでは、色んな業種の方が仕事の作業をしている。
EDITORYの意味は、TERITORY(領域)をEDIT(編集する)こと。 ライターや編集者、そのほかにも自由な発想でビジネスをしているひとのために作られたんだ。私は、ビル管理、エディトリーの運営、 月二回のTokyo Local peopleの取材や月一回のTokyo Local Thinkingの企画・運営を行なっています!
TOKYO LOCAL THINKINGは街に対して想いのある人、今後このエリアで新しいことを始めたいひと、もっと街のことを知りたいひとなど様々なひとが集まって、情報を共有する場所だよ!
TOKYO LOCAL THINKINGには、自己紹介やプレゼンの時間もある。ここでも全体のファシリテーターとして、全力で声をあげて動き回る。
最近は都内に増えてきたね。わかりやすく言うと共同で働くスペースのこと。様々な業種や年齢の人がいるから、情報やアイデアを共有できるメリットがあるよ!
もっと、視野を広げられるような仕事を求めて
茶トラ:この場所で働きはじめたキッカケを教えてください!?
横尾:この場所は日本仕事百貨と言う求人サイトを見て、知りました。エディトリーなら、いろんな職種の人と出会って、自分の視野を広げられそうだと思ったんです。
茶トラ:そんなサイトがあったなんて知らなかった!世の中には色んな仕事があるのが分かるね。前はどんなお仕事をしていたの?
横尾:実は今まで、私はいろんな音楽の仕事を今までしてきました。それからエディトリーで働き始めたんです。学生の頃は、音楽が大好きで週5回はライブハウスによく足を運んでましたね。ライブ最高!と思っていましたね。
茶トラ:音楽が好きなんだね!音楽業界からは、いつ頃転職したいと思ったの?
横尾:27歳の頃です。地元の三重県の隣の名古屋市で働いていました。しかし、打ち合わせなどで、ひとと会うことはあったけど基本的に関わる人が同じでした。だから、もっと色んな人と話して自分の価値観を広げていきたいなと思うようになったんです。音楽にこだわらなくても、面白い人が東京にはたくさんいます。だったら、やりたいことにチャレンジしているひと達が多く集まる東京に上京しました。
茶トラ:横尾さんは三重県出身なんだね。 吾輩は江戸っ子でい!....冗談はさておき、転職するときは悩んだ?
横尾:音楽の会社に勤めている人は、転職するひとが多いので、特に悩みすぎることはなかったよ!自分のやりたいことをして働こうと思いました。人生は1回しかないですから。アメリカや海外だと転職は当たり前です。アメリカでやっていることは大体日本にも流れてくるから、当時の私はゆくゆくは日本もそうなるだろうなと思って、転職は別に気にしませんでした。
お互いができないことを補う
映画、旅行かな。あとは歴史だと戦国時代が特に好きだよ!
武将!? いや私は率先して敵の陣地を攻めることよりも商売が好きなので商人かな。
多様な働き方が増えていくなかで、自分はどのように生きたいのか?
茶トラ: 横尾さん、最後にどういう働きからをするか迷っている若い人に一言だけお願いします!
横尾:エディトリーにはもともと会社に勤めてから、フリーランスになった方が多くいるコミュニティです。だから、多様な生き方を知ることができますね。まずは、いろんな人の話を聞いてみることが1番だと思います。今の働き方と上の世代の人たちの働き方は違ったりもするから、その違いとかも見極めて、自分はどういう風に働いていきたいのかを考えてみてください。結局は、自分が楽しいなと思えることを選ぶことが大切です。
自分はどのように働いていきたいのかを考える、そんな場所にエディトリーはうってつけだと思いますよ。いろんな人が集まりますからね!
横尾さんの取材を終えて
最近、建築分野を研究している人で、「ひとの繋がりを構築したり、ひとがイキイキとした空間を作ることも設計(デザイン)だよ」と話していたことをふと、思い出す。
建物を設計するだけがデザインじゃない。
横尾さんは色んな人を繋げたり、イベントを運営したりと周りのひとの足りない部分を補うスペシャリストだし、まさに空間を デザインしまくっている。
きっと、横尾さんがこの場所にいるから神保町に何度も足を運んだ人もいるはず。
このお店にあのひとがいるから、ちょっとだけ足を運んでみよう。
こんな経験、みなさんもきっとあるんじゃないでしょうか?
最後に、記事を書きましたが実は、横尾さんは3月末でエディトリーからいなくなってしまうとのことです。
しかし、3月22日(木)夜のTOKYO LOCAL THINKINGでも司会を務めるそうなので、ぜひ足を運んで会いにいってみてほしいです!
場所:神保町EDITORY
19:00開場、19:30開始
【イベント詳細】
【場所】
そして、自身のブログにも思いや活動を綴っているそうです。こちらもチェックしてみてください!
僕自身EDITORYで横尾さんをはじめ、色んな方から親身に相談やアドバイスをしていただきました。
1人ひとり、このブログで書いていきたいと思うほど本当に素敵な方達ばかりです。
感謝しきれないです。
また、この記事を書いたのは大学1年生の頃から、色んな場所や人に出会えたらな、という思いもあったからです。
僕は4年の後期からジタバタしていました。
先が見えないから、興味、好奇心を支えにとにかく街を歩きまわったり、違う考えのひとと会っていました。
その結果、繋がるはずのなかった人たちと出会うことで、神保町という街が好きになったのです。
大学のキャンパスが近くにあるのですが、最初は雰囲気がいい古本やカレーの街という印象でした。
自分が4年間通っている地域のことを知らず、卒業するのも寂しい気がします。
卒業して、働き始めたり忙しくなっても戻って楽しく話せる場所があってもいいのではないでしょうか?
そして神保町には、自分の道を進んでいる人生の先輩方(モデル)が沢山います。
身近なところに素敵なひとや場所、コミュニティがあるということが、少しでもこのブログで伝われば嬉しいです 。
話は変わりますが、僕にとってセミの幼虫やミミズも師匠です。
生きるのに必死な姿を見て、残りの50年あまり、いや明日死ぬかもしれないのに、余力を残している自分が情けなく感じたことがあります。
。。。極端でしょうか?(笑)
でも、最近本当にそう思います! 神保町だけでなく、各街、または世界には素敵なひとがいるはずです。これから、「いっちょ外出すっか!」と思える文章をここで、書けるように精進します!
3月一杯まで楽しく、神保町での経験も交えて発信するので、どうか温かく見守ってください!
インタビューに答えてくれた、横尾さんや拙い文章を読んでくださっている方に感謝したいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!!!
【EDITORY詳細】
【地図(行き方)】