エディトリー①
EDITORYとの出会い
・・・・・君はだれだい?
小学生の頃に読んだ、夏目漱石の『吾輩は猫である』の一節を思い出した。 このチャトラはスプーンと古本を担いでいることから、神田神保町で生まれたのは分かる。
詳しくはこれを読んでみよう。
では、黄色い看板の話に戻る。この場所を知ったのは、昨年の8月のことだ。まずは、この場所を知るまでの経緯を書いていく。
ナビブラ神保町との出会い
ナビブラ神保町と出会ったのは、昨年の夏のことだ
「神保町 サイト」とGoogleで検索してみると、ナビブラ神保町というサイトが上の方に出てくる。僕は神保町周辺を散策するのが好きだったので、ネットで調べてみた。
ナビブラ神保町とは、神田神保町の公式タウンサイトだ。神田周辺のグルメやエンタメ、便利な情報を発信しているサイトである。
このサイトを運営している方にメールで連絡すると、このサイトを運営しているのは神保町ではたらく風讃社という編集制作会社であることが分かった。そして、ナビブラ神保町編集長の校條真さんに神保町のカフェに待ち合わせて、お話しをする機会をいただけた。
神保町のカフェで校條さんに実際に会ってみると、とても気さくな方で神保町のことを詳しく教えてくれた。サイトの制作自体は委託して制作していることを知ったが、僕が神保町でライターをしてみたいと伝えると「TOKYO LOCAL PEOPLE」というWebメディアがあることを教えてくれる。
このWebメディアでは、神田周辺で働くひとや活動するひとを紹介している。
現在では230回と連載が続いていて、過去の記事を眺めていたら校條さんも載っていた。
「TOKYO LOCAL PEOPLE」を管理しているのが神保町にある、EDITORYというコワーキングスペースやイベントラウンジを運営する会社だという。
初めてこのサイトを見たときに、自分がやってみたかったことに近いと感じた。街の場所や人を紹介できるなんて、ドンピシャだ。
そして、校條さんはその場で、EDITORYの社員であるヨコオさんという方に電話をしてくれて、 僕を繋げてくれたのだった。急な展開に頭が追いついていなかったことや、よくわからないけれど1人ワクワクしていたことを今でも鮮明に覚えている。
今では、取材やEDITORYで様々な経験や出会いをいただき、神保町のなかでも大好きな場所のひとつだ。
校條さんはほかにも、「あ、安部礼司」というラジオ番組があることを教えてくれた。「これは神保町を舞台にごくごく普通のあくまで平均的なサラリーマンである安部礼司がトレンドの荒波に揉まれる姿とそれでも前向きに生きる姿を描いた勇気と成長のコメディだ。
実際に聞いてみると、最近のトレンドも話題に出てくるので神保町を知らないひとも気軽に楽しめるラジオ放送だと感じた。
Youtubeでも、聞くことができるのでぜひ興味があるひとは検索してみてほしい。
あとは、風讃社で編集した『神保町公式ガイド』や『古書MAP』(イラストを微妙に変えている)も見せてくれるなど、貴重な時間を作ってお会いしてくれた上に様々な情報を提供してくれた。
『神保町公式ガイド Vol.8』
『古書店MAP』
最後にお話を伺っていて、一番に感じたことは校條さんの神保町に対する強い思いだ。
この街と長く寄り添ってきたからこそ、言葉に重みが増すのだろう。神保町のことを話している顔つきは、本当にイキイキとしていた。
校條さんみたいな方がこの街にはいたんだ。知りあう機会がなかっただけで。
ただ何気なく見えていた街も、建築物も中でいとなむ、ヒトやコミュニティを知ると、もっと違う見方になるんじゃないかな。
僕はそう感じています。
次回はEDITORYや社員のヨコオさんについて詳しく書きます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!