職人、ときどき神保町

都内周辺のコミュニティ、おススメの本、日常などを紹介します。

エディトリー①

EDITORYとの出会い

 

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この黄色い看板が気になる。

 

 

 

 ・・・・・君はだれだい?

 

 
  吾輩はカレーと古本が大好きな猫である。名前はまだない。どこで生まれたのか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いジメジメしたところでフニャフニャーと泣いていたことだけは覚えているよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

小学生の頃に読んだ、夏目漱石の『吾輩は猫である』の一節を思い出した。 このチャトラはスプーンと古本を担いでいることから、神田神保町で生まれたのは分かる。

 

詳しくはこれを読んでみよう。

 

tommy-manabi.hatenablog.com

 

 

では、黄色い看板の話に戻る。この場所を知ったのは、昨年の8月のことだ。まずは、この場所を知るまでの経緯を書いていく。

 
僕は初めて踏み入れる土地を散策するのが好きだ。初めて見る風景、お店の空間、コミュニティ、ひととの出会いが魅力的に感じる。
 
散策する場所は、神保町のほかにも下町の趣がある浅草、上野も大好きだ。大学1年の頃は、ロードバイクで千葉銚子市犬吠埼や埼玉県川越市のお菓子横丁に行くこともあった。
 
そのなかで、実際に自分の足で歩いていると、魅力的で個性的なひとや場所に偶然、出会うことがある。しかし、その多くが公の雑誌やスマホで調べても出てこないことが多い。そのため僕は「この場所には、実はこんな人がいるんだよ!」と気軽に伝えられたらいいのにと思った。
 
じゃあ、どうしたらいいんだろう。このときに、僕は2つのことを考えた。
 
①自分で場所、人、コミュニティを紹介するサイトを作る。
 
②取材ライターを名乗って、だれかに雇ってもらう。
 
しかし、ライターという名前は知っていても具体的に何をすればいいのか分からないし、ましてやサイトを作る手段を知らない。
 
そのため、僕はネット上でライターと名乗るひとや人物や場所を紹介しているサイトの責任者に片っ端から連絡を取ってみることにした。
 

ナビブラ神保町との出会い

 

ナビブラ神保町と出会ったのは、昨年の夏のことだ

「神保町 サイト」とGoogleで検索してみると、ナビブラ神保町というサイトが上の方に出てくる。僕は神保町周辺を散策するのが好きだったので、ネットで調べてみた。

 

 
ナビブラ神保町では何をしているの?

 

 

 

 

ナビブラ神保町とは、神田神保町の公式タウンサイトだ。神田周辺のグルメやエンタメ、便利な情報を発信しているサイトである。

 

このサイトを運営している方にメールで連絡すると、このサイトを運営しているのは神保町ではたらく風讃社という編集制作会社であることが分かった。そして、ナビブラ神保町編集長の校條真さんに神保町のカフェに待ち合わせて、お話しをする機会をいただけた。

 

www.navi-bura.com

 

神保町のカフェで校條さんに実際に会ってみると、とても気さくな方で神保町のことを詳しく教えてくれた。サイトの制作自体は委託して制作していることを知ったが、僕が神保町でライターをしてみたいと伝えると「TOKYO LOCAL PEOPLE」というWebメディアがあることを教えてくれる。

 

 
トーキョーローカルピーポーって?頭にスッと入ってこない。。。

 

 

 

 

 

このWebメディアでは、神田周辺で働くひとや活動するひとを紹介している。

 

thinktokyolocal.com

 現在では230回と連載が続いていて、過去の記事を眺めていたら校條さんも載っていた。

 

 

「TOKYO LOCAL PEOPLE」を管理しているのが神保町にある、EDITORYというコワーキングスペースやイベントラウンジを運営する会社だという。

 

 
やっとつながった!エディトリーが運営しているのがTOKYO LOCAL PEOPLEってことなんだね。

 

 

 

 

初めてこのサイトを見たときに、自分がやってみたかったことに近いと感じた。街の場所や人を紹介できるなんて、ドンピシャだ。

 

そして、校條さんはその場で、EDITORYの社員であるヨコオさんという方に電話をしてくれて、 僕を繋げてくれたのだった。急な展開に頭が追いついていなかったことや、よくわからないけれど1人ワクワクしていたことを今でも鮮明に覚えている。

 

今では、取材やEDITORYで様々な経験や出会いをいただき、神保町のなかでも大好きな場所のひとつだ。

 

校條さんはほかにも、「あ、安部礼司」というラジオ番組があることを教えてくれた。「これは神保町を舞台にごくごく普通のあくまで平均的なサラリーマンである安部礼司がトレンドの荒波に揉まれる姿とそれでも前向きに生きる姿を描いた勇気と成長のコメディだ。

 

www.tfm.co.jp

 

 

 
身近な場所が舞台とは親近感が湧くなあ。しかもあべれいじとアベレージ(平均)を掛けているとは...! 聞いてみてどうだった?

 

 

 

 

 

実際に聞いてみると、最近のトレンドも話題に出てくるので神保町を知らないひとも気軽に楽しめるラジオ放送だと感じた。

 

 Youtubeでも、聞くことができるのでぜひ興味があるひとは検索してみてほしい。

 

 あとは、風讃社で編集した『神保町公式ガイド』や『古書MAP』(イラストを微妙に変えている)も見せてくれるなど、貴重な時間を作ってお会いしてくれた上に様々な情報を提供してくれた。

 

 

 『神保町公式ガイド Vol.8』

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古書店MAP』

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最後にお話を伺っていて、一番に感じたことは校條さんの神保町に対する強い思いだ。

この街と長く寄り添ってきたからこそ、言葉に重みが増すのだろう。神保町のことを話している顔つきは、本当にイキイキとしていた。

 

校條さんみたいな方がこの街にはいたんだ。知りあう機会がなかっただけで。

 

ただ何気なく見えていた街も、建築物も中でいとなむ、ヒトやコミュニティを知ると、もっと違う見方になるんじゃないかな。

 

僕はそう感じています。

 

 次回はEDITORYや社員のヨコオさんについて詳しく書きます。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!