ちいさな幸せ
ストーリーのある坂道
今日は大雪のなかでしたが、ゼロ円ショップという新しい試みをするためにアメニティカフェで打ち合わせをしました。
ゼロ円ショップは2月2日(金)12:00~17:00の間で、アメニティカフェで行ないます!
ゼロ円ショップは貰うことができるだけでなく、自分で再利用できそうなものを出品することもできます。
アメニティカフェを知らないぞ!という方は、こちらを見てみてくださいね。
さて、打ち合わせが終わったのが夜の21:00前でした。
この日は大雪が降ると予報されていた通り、帰り道では一面が白色に染まっていたのです。雪はスノーパウダーで柔らかい。
アメニティカフェには2週間に1回は訪れています。そして、その途中に勾配が大きな坂があるのですが、この坂が僕は本当に大好きです。
坂の名前は、皀角坂といいます。坂の上からは、東京ドームホテルやドームシティの観覧車のほかにも、都立工芸高等学校の校舎が一望できます。
そして、季節によって景色も変わるので全く飽きないのです。
みなさんは、読めたでしょうか?
僕はこの漢字を見ても、何と読むのか分かりませんでした。
見慣れない漢字ですが、「さいかちざか」と読みます。
名前の由来は、サイカチという野山にはえる落葉高木から付けられたといいます。サイカチは、枝にトゲが多く葉は羽根状で、花も実も豆に似ています。
下から見る坂道は、ふだんこのような景色ですが、
この日は大雪で、まるでスキー場の滑走路のようでした。坂道をスキーが出来そうと思いながら坂道をペンギン歩きで登っていくと、右手前方に活発に人影が動くのを確認したのです。
小学生が雪だるまを作っているようでした。僕が「寒くないの?何をしているのー?」と聞くと「おばあちゃんちに、泊りにきたんだ!」と動作を一瞬だけ止めて振り向きざまにそう言い放つと、また元気にせっせと雪を転がし始めました。
自分も小学生の頃は、この子みたいに一生懸命に雪だるまを作っていたなぁと思いながらも足を進めます。すると、また右手前方にロマンチックな、いやバブリーな雰囲気を感じました。
このバーはジャズバーのようです。ジャズは音楽やダンスの起源だから、知っておくといいよと誰かに言われたことを思い出しました。なかに入りたい気持ちもありましたが、時刻は21:30分。大雪で電車が止まると困るので、前に進んだのでした。
突然の電話
家に無事帰宅して、お風呂に入っているとベトナム人の友達からLINE電話がかかってきました。
「なか!日本語では説明できないけれど、美味しいお肉を食べたよ。だから今日は本当に幸せ!!!」 と弾けんばかりの笑い声が、携帯越しから聞こえてきたのです。
このときに、坂道で雪だるまを夢中で作っていた小学生と重なりました。
そして年齢を重ねていくうちに、ちいさなことを幸せに感じられていなかった自分に気付きます。きっと慣れもあると思いますが、ほかのひとの幸せと比べてしまうことで、身の回りの小さな幸せに気付かなくなってしまうのだと思います 。
お風呂から上がると、友達のベトナム人が美味しかったというお肉の写真が送られてきていました。
これはなんだろう。
結局いまだに、この食べ物の名前は分かっていません。