職人、ときどき神保町

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ちいさな出会い

全く神保町に関係ないですが、昨夏のお話しです。たまたま、新宿の都庁近くの公園に立ち寄ったときのことです。

 

このとき僕は、教職大学院に進むか就職するかで迷っていました。

 

何か吹っ切れない気持ちで、一杯の時期です。そのときに出会った光景です。

 

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みなさんはこの写真を見て、何を思うでしょうか?

 

 

写真左上の小さく写っているのは、ひっくり返ってしまったセミの幼虫です。

右側で細長い形をしているのは、ミミズです。

 

 

この日は、夕立で大雨が降ったので、ミミズも土からヨイショと顔を出したのでしょうか。

セミの幼虫も、このときは8月初旬だったので成虫に変わるために出てきたようです。

 

僕は、ミミズが乾燥から逃れようと土を求めて必死に這っている姿や、セミの幼虫が元の姿勢に戻ろうと、もがく姿を見て心を打たれました。

 

余力を残して生きている自分が、恥ずかしく思えてきたのです。

 

もっと、必死に生きてみよう。そう思いました。

 

もしかしたら、このミミズやセミの幼虫の事を気付かずに、通り過ぎていたかもしれません。

 

屈んで、幼稚園児のように一生懸命虫を見つめたのは、久しぶりでした(笑)

 

このように身の回りにある、小さな出来事や幸せをもっと、大事にするべきだと思うのです。

 

いつも何気なく歩いている通学路にも、少しだけ気に掛けてみたら、新しい発見があるかもしれません!

 

ちなみに、セミの幼虫は起こしてあげると、ゆっく〜り前に進み始めました。

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