ゼロ円ショップ②
ゼロ円ショップを目指して
前回、あめにてぃカフェのオーナーである羽田さんからゼロ円ショップのことを知り、実際に行ってみました。
京王線八幡山駅を降りてから、手書きの地図を頼りにゼロ円ショップを求めて歩き始めました。
手書きの地図を見て、道に迷いました。まず駅に降りたらオオゼキという名のスーパーを見つけ喜び、そして郵便局とローソンの連なりを確認して安堵に包まれたのでした。
この気持ちはいつ以来でしょう。いまでは、グーグル地図のおかげで迷わないのが、ありがたいことだと感じます。
丸山さんが作ったという手書きの地図。RPGゲームで装備として渡される地図みたいでワクワクするデザイン。
夕日に照らされて
目的地についてみると、敷物の上に様々な再利用できそうなモノが並べてありました。
ここには、なにがあるのだろう。
扇子と隣にあるのは何かの入れ物のようです。
温かそうなセーターもあります。
冬を感じますね。まるで自然の花飾りのようです。綺麗なので、道端で拾ってきたといいます。
このとき来ていたおじいちゃんの奥さんが、手編みで作ったマフラーです。僕の首にかけてくれ、似合うといってプレゼントしてくれました。
これは、1978年に漫画化、1981と1991年にTVアニメ化された「じゃりン子チエ」に出てくる猫を主人公にした本です。かすかに記憶にあるような、、、!
主催する丸山さんのお話し
ゼロ円ショップには、ジャンル問わずいろんなモノが置いてありました。
しかし、僕はゼロ円ショップの意図が見えなかったのです。
しかし、主催している丸山さんに、なぜゼロ円ショップを開くのかを尋ねてみると、考え方が変わりました。
それは、無償でモノを渡すときに生まれる会話が目的だと丸山さんは言います。
丸山さんは、自身が精神の病を経験していることから、社会で生きづらい人やマイノリティを感じる人が本音で話せる居場所を作っていきたいといいます。その一環が、ゼロ円ショップなのでした。
人とひとが繋がるのに、間になにか手段があります。それは、イベントであったり同じバイト先のコミュニティかもしれません。
料理やものづくりを通せば会話が生まれやすくなるのと同じで、ゼロ円ショップでモノを渡すことで会話が生まれるのです。
活動の本質は、「ただ要らないものを他のひとに使ってもらう」ことではないです。
そして、サービスでいただいたコーヒーを飲みながら、丸山さんに将来の話をしていると、
「若いひとは、そんなに目的意識がないとダメなの?」と聞かれました。
言われたときに、内心ドキッとしました。目的意識があるないどちらが良いのかは置いといて、確かに見栄を張って肩を上げている自分もいたのです。
もっと肩の力を抜きたいな。
僕は、こうやって出会ったひとと話す時間が大好きです。ふいな、ひとの優しさや心遣いも。
コーヒー、ごちそうさまです!!!