神田神保町でのまなび

神保町周辺のコミュニティや人を紹介します。

ものづくりカフェ③

 トミー:僕はキャロットラペ食べたいから、引き続きおさる!インタビューよろしくお願いします。

 

 

おさる:りょうかいだウキィー!!前回は、どうして清水さんが、ものづくりを好きになったかまで聞いたよー!

 

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安定に見えて停滞している

 

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おさる:大好きなものづくりを、なんで身の回りのひとに伝えようと思ったの? 自分が好きなだけでもいいじゃん。

 

清水:僕は、高度経済成長期を支えてきた先人の恩恵を受けて、他国から評価されているのにかかわらず、慢心している日本に少し危機感を感じているんだ。これは、身近にものづくりが好きな祖父がいた影響かもしれないね。最近では、中国や韓国の製品も技術を上げてきているよ。だから、ものづくりを好きな人を増やしていけば、ものづくりが身近なものになっていって、日本のものづくりの技術力が全体的に上がっていくはず。まだ80、90歳の人がものづくりの魂を持っているから、その魂を現在の日本に、復活させていきたいんだ。

 

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おさる:そういう大きなビジョンもあったんだ。日本の製品は、質がいいって言われるけど、中国も韓国の製品も大量生産に加えて、質もよくなってきている気がするなぁ。

 

清水:そうだね。ほかにも、ものづくりは安定してるように見えて、実は停滞してることがあるよ。たとえば企業の寿命は、40年と言われている。「名家三代続かず」という言葉を知っているかな? 初代が必死になって作り上げた実績も、二代目、三代目と受け継がれていくにつれて、初代ほどの必死さはないから、衰退していくことがある。これは、ものづくりにも当てはまるんだ。僕は、その平行線を上向きにする、ちょっとした踏み台になれればいいと思っている。

 

中学生の頃の夢

 

おさる:話が変わるけど、入口に国際支援の商品が置いてあったね。ものづくりとの関係性が見えないんだけど、どういうこと?

 

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ものづくりカフェは、ESAアジア教育支援の会というNPO法人に協力していて、スパイスカレーの収益金はバングラデシュの子供たちの教育支援金として、使われます。

 

 

清水:中学生の頃の夢は、定年後にアフリカで困っているひとたちを助けることだったんだ。自分の身体ひとつで井戸を掘ったり、ものを作り出してみたかった。

 

おさる:なんで定年後なの?

 

清水:企業に勤めて、給料はしっかり稼がないといけないという考えがあったんだ。定年後は、なんとなくだけど自由にできるイメージがあって(笑) 

 

おさる:そうなんだ。中学生で、人のために役に立ちたいって考えられたのすごいなぁ。僕は、大好物のキャロットのことしか考えてなかったよ。

 

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いまやらなければ、この先もきっとやらない

 

おさる:中学を卒業してからは?

 

清水:中学を卒業してからは、父親も電気系のエンジニアだった影響もあって、工業高校に入学したよ。けれど、どうやって電気が付くかわかっても井戸を掘ったり、ものを作ることはできない。だから、高校を卒業してからは機械の作り方や、プログラミングなどを幅広く学ぶために短大と大学で、ものづくりの基礎を身につけたよ。就活時には、お世話になっていた大学の先生にふと、僕はアフリカで人助けをしたいと相談したら「今やらないと、この先もきっとやらないままだよ」と言われたんだ。心に刺さったけど、無事に就職が決まり、頭の片隅に教授の言葉が残こしたまま、気付けば企業で働いていた(笑)

 

おさる:てっきり、そのままアフリカに行ったのかと思ったよ!泣

 

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バングラデシュとの出会い

 

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おさる:清水さんはバングラデシュが大好きだけど、どうして?

 

清水:就職して、2年目に当時付き合っていた彼女に振られて、家で落ち込んでいたんだ。そのときに家で眺めていたテレビに、バングラデシュで、奮闘する女性を取り上げたドキュメンタリー番組が流れていた。内容は、バングラデシュでリキシャという乗り物を引く運転手のために、レースを開催するというものだったよ。リキシャの運転手は低賃金で働いている。現地のひとのため、必死にレースを企画している日本人がいることを知り、感動したのをおぼえているなぁ。そのときに、教授からの「いまやらないと、この先もやらないままだよ」 という言葉を思い出したんだ。

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リキシャの名前の由来は、日本の人力車からきている。市民や観光客の移動手段として、活躍。

 

それからは、バングラデシュに関わっている人と繋がるために、バングラデシュ関係のイベントに参加したんだ。会社を勤めてから3年目に、退職して「マザーハウス」という企業に、面接を受けにも行ったこともあった。マザーハウスは、途上国からブランドの革製品や雑貨をつくることを目的にしているよ。けれど、僕は井戸を掘ったり、自分身体を使って、貢献したかった。ビジネスとして、活動することは自分には合わないことが分かり、現在では、自分なりにバングラデシュと関わることにしたんだ。「バングラ・ナイト」というイベントを開いて、身近なひとにバングラデシュという国を知ってもらうキッカケも作っているよ。

 

 

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おさるバングラデシュへの思い感じた! 最後に、ルオーゴの今後の展望について教えて。

 

清水:ルオーゴは、ものづくりをキッカケとして社会人と学生が交流できる場所になってくれたら嬉しいな。意欲がもともと高いひとは、色んなイベントに参加して人脈を増やそうとするよね。でも、そうじゃないひとたちも気楽に遊びに来てほしい!ここに学生が来たり、ものづくりのクリエイターさん同士であったり、いろんな人たちが繋がる場所になるかなと思います。OLさんや主婦であったり学生だったり来てくれる、そういう場所にしていくよ!

 

トミー:清水さん、おさる、ありがとうございました! 清水さんはほかにも、理科を教えるのが得意です。

「なぜ雷は真っすぐじゃなく、ジグザグに落ちるの?」「 ふだん何気なく付けている電気の仕組みは、どうなっているの?」 など、質問すると驚くほど、分かりやすく教えてくれます。

 

このカフェでは、ものづくりや理科を楽しく、学べる場所だと思います。

近隣の高校生や、大学生も気軽に授業帰りなどに、寄ってみてほしいです!

 

 

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